チーム医療のご紹介 | 医療法人伴帥会 愛野記念病院

チーム医療のご紹介

愛野記念病院では、医師・薬剤師・看護師・リハビリスタッフ(PT・OT・ST)・放射線技師・検査技師・管理栄養士・訪問看護部門・医療事務等、コメディカルの多職種が協働で医療にあたっています。

認定看護師

認定看護師とは、日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し、ある特定の認定看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められた看護師をいいます。

  • 病気のために心や体の痛みに苦しまれる患者様、家族の方が、症状が緩和され住み慣れた地元でできるかぎり自分らしい生活が送れるよう支援いたします。
    緩和外来では、通院される方々のご支援や、通院以外の方の緩和のご相談もお受けしています。地域に密着した質の高い心のこもった緩和ケアの提供に頑張りたいと思います。
  • 救急外来では、突然の病気やけがのために来院された患者様の対応をしています。救急担当医師が迅速に診察・検査処置を行い、必要に応じて専門科の医師も対応いたします。私は救急看護認定看護師として、救急外来で救急担当医師と協力し診療がスムーズにいくよう介助を行います。
    また、突然の出来事に患者様・ご家族様の不安も大きいと思います。少しでも安心して診療が受けられるよう配慮してまいります。ご質問や不安な点がございましたら、いつでもお聞きください。
  • 平成28年7月に資格を取得し、集中ケア認定看護師として活動を始めました。
    集中ケア認定看護師の私に求められることは、フィジカルアセスメントを駆使して生命の危機状態にある患者の病態変化を予測し、重篤化を回避するための援助と患者を支える家族の看護を行うことです。
    またその看護がチームで実践できるよう看護の現場でモデル・相談役となり愛野記念病院の看護の質の向上を目指していきたいと思います。
  • 当院に関わる全ての人々を感染から守ることが役割です。そのために、病院内の感染リスクを低減するための活動(マニュアル作成、相談、教育など)や院内感染の発生状況を察知するためのサーベイランス(監視活動)などを行っています。また、院内感染発生時には、ICTメンバーと協力し、感染拡大防止と早期終息に努めています。
    今後は、周辺病院や施設との連携を図り、地域を含めた感染対策に取り組んでいきたいと考えています。
  • 認定看護管理者とは日本看護協会が認定する資格のことで、組織を円滑に動かし、患者に質の高い看護を提供することが根本の役割です。看護管理は、師長や主任レベルしか関係ないのではと思われるかと思いますが、看護管理は全看護職者に関係があります。看護師の資質向上とともに現場の看護力向上を目指していきたいと考えています。

褥瘡対策委員会

褥瘡対策委員会

褥瘡を作らないのはもちろん、褥瘡予防のための高機能マットレス・クッション等の用具の充実。 日々の清潔、基本的なスキンケアと、週1回多職種での褥瘡回診ではDESIGN評価を行い、ミニカンファレンスをし個別のケアを行っています。
また、持ち込みの重傷褥瘡も、浸潤療法・局所陰圧閉鎖療法の処置で早期に治癒できています。

【チームの目的】 ●包括的チーム医療により相互の専門性を発揮し、患者・家族のQOL向上をはかる。
●医療スタッフの質の向上
●EBMに基づいた適切な看護介入の実施
●病院・各部門の合理化と経済的効果に関与する

医療安全管理室(専従の医療安全管理者)

専従の医療安全管理者を中心として各部署のリスクマネージャーとともに医療の安全管理を担当しています。 ヒヤリハット・インシデントは、徹底的に分析し対策を立てて、医療事故防止に取り組んでいます。
職員の危機管理能力を高めるようなユニークな安全教育等にも取り組んでいます。患者様の医療に関する苦情についても傾聴し、心を込めて丁寧に真摯に対応をしております。

NST(Nutrition Support Team)

患者様の栄養状態の把握とその評価を多職種で行っています。摂食嚥下訓練を合わせて行う事により可能な限り経口摂取ができるよう検討しています。
平成28年5月からは近隣歯科と提携し、専門的な口腔ケアを行うことで、口腔内の清潔を保てるよう努めています。

入院ベッドコントロール・退院調整

病院での「コンシェルジュ」の役割は、患者様と病院との“橋渡し”をすることにあります。患者様が安心して入院されるようにコンシェルジュは、診療・手術など治療に関する心配なこと等々患者様の声を直接お聞きした上で適切丁寧に心を込めたインフォームドコンセントの体制に心がけています。平均在院日数管理に重要なベッドコントロールの役割もしています。

接遇サービス向上推進委員会

病院のハード面の美しさに負けないように、スタッフ一人一人に思いやりの心を根付かせるように取り組んでいます。地域に育てられた歴史ある病院として恩返しすべく患者様・利用者様・地域の方々の満足度の向上を図るための活動もしています。目安箱“愛の箱”に投稿された患者様の声は大切に病院一丸となって真摯に受け止めて対応しています。

感染制御チーム(ICT)

感染制御医師(ICD)を中心に感染管理認定看護師(CNIC)、臨床検査技師、薬剤師などにより週1回のミーティングとラウンドを実施しています。主な活動内容は、感染症の発生状況や抗菌薬使用状況の分析と対策立案のほか、標準予防策の遵守状況を把握し院内感染を防止すること、および発生時のチーム間連携による迅速かつ適切な対応をとることです。

糖尿病(フットケアチーム)

国民病となっている糖尿病ですが、病気を抱えながらもその人らしい生活がおくれるように、定期的に糖尿病教室、院外糖尿病教室“秋を探そう愛のウォーキング”を開催して、指導・教育・相談・助言を行っています。またこの教室活動は患者様同士の交流の場ともなっています。

緩和ケアチーム(すずらん)

すずらんチームは、皆様に親しみやすいようにそして可憐な花々は優しい天使のような看護師をイメージして名付けられ、緩和医療に関する最先端の知識技術を持つ外科医師、緩和ケア認定看護師を中心に直接メンバー達がベッドサイドに伺い、患者様の望まれる自分らしい生き方について一緒に考えてサポートできるようにと心がけています。

【活動内容】
●病棟:各病棟の緩和ケアスタッフを中心に、癌と診断された時から、癌治療または関連する意思決定への援助、疼痛コントロール、栄養状態改善などの目的にて、入院された患者・家族に対し多職種協同で身体的・精神的・社会的・スピリチュアルなどのトータル的苦痛の緩和とQOLの維持向上を目的としケアを行う。(WHOの定義) ●緩和外来:上記WHOの定義を基本に、外来治療や患者家族のその方らしい、日常を支え緩和ケアを行う。

【チーム構成】
症状緩和担当医師(外科医/常勤)
精神ケア担当医師(内科医/常勤)
形成外科医(常勤)
心療内科医(非常勤)
看護部長
4階病棟師長
緩和ケア認定看護師
各病棟看護師(リンクナース)
訪問看護師
MSW、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語療法士

【活動概況】
緩和ケアカンファレンス・・・毎週水曜日 15:40~16:10
介入方法:直接介入を基本としていますが、場合によってはコンサルタント的介入
緩和外来:毎週月・金曜日(午後)診療時間30分
緩和看護外来:毎週月・金曜日(午後)※電話相談も受け付けております。